ともをの日記

頑張ります‼

【読書感想文】「三日間の幸福」

どうも皆様。最近は友達が落ち込んでいたので、一緒に新聞の文面をマジックで消して遊んでいました。ともをです。「小春日和」➡「春日」とか「お任せください!」➡「お任せくさい!」とかそういうくだらないことをずっとしていました。○○ください系はださいにもくさいにも出来るのでバリエーションが豊富なことにも気づいたりしました。めちゃめちゃ楽しかったので学生のうちにこういう時間だけ過ごしたいなと思いました。

さて、そんなことはさて置いて本日は「三日間の幸福」という掲示板に書かれた話がもとになった小説の読書感想文を書いていこうと思います!元スレを読んだことがあったので小説版も気になり、学校の図書室で探してみたところあったので、読み、読み終えたので改めて感想文を書いてみようというわけです。

あらすじとしては、寿命を一年間につき一万円で売った男の物語。自分の人生の価値が一年一万円ぽっちだと知った、少し変わった男は残り寿命の30年間を売り、三か月間だけ残した。手元の30万円を使って、残り三か月の人生をどうすごすのか…というお話です。個人的にはなるべくネタバレなしで見てほしいので元スレだけでも読んでから感想文を読むことをおすすめします!!

※これ以降、ネタバレを含みます※

 

 

 

 

 

私は、「三日間の幸福」を読んで人生の価値を今一度見つめなおしました。主人公のクスノキは幼少期は頭が良く、クラス内で浮いていました。そんななか唯一自分の考え方をわかってくれるヒメノの存在だけが希望でした。お互いに将来は偉くなっている、そう決まっているという未来の仮定の仕方が良い意味で子供らしく、素敵だと感じました。

クスノキの小学生時代の道徳の授業中、「人生は値段にするといくらになるか」という話があり、私はそれも興味深い話だなと感じました。周りは皆、人生一年間を1,2億円と仮定して考えていて、自分は特別だと思っていたクスノキは周りが1,2億なら自分は30億円くらいだと思っていました。でも、いざ本当に寿命を売ることになったとき、一年の価値はたった1万円でした。売った当時は現実が受け入れられていなかったのも、クスノキの生き方へのプライドを表しているようで、そんな人間臭さまで含めて書いてあるのがいやにリアルで、他人事のように感じられなくなっていきました。

そして衝撃だったのが、その30万円は監視員であるミヤギが自分から出していたお金で、本来の人生は30円だったのです。人生の価値は人には中々はかれないものですが、自然と自分が「最低金額が1万円」だということを受け入れていたことに気づき、人生の価値に”普通”など無いのだと感じました。

そして、人生の価値は自分で変えられるということも学びました。小説の中で、クスノキは周りには見えないミヤギをいる人として扱って、地域の中でちょっとした有名人になりました。周りからの好意も段々と増えていく中で、私は人との関わりの温かさを感じました。マンションのお隣さんも、最初こそ不気味がっていましたが毎日見ていく中で目には見えないミヤギの存在を徐々に感じられるようになっていきました。多くの人が同じように見えないはずのミヤギと幸せに過ごしているクスノキをみて、幸福になっていったのです。

人が心から幸せでいる様子を見ている中で、自分も幸せになっていくというその状況こそが人生の中で人と関わっていく大切さを表現しているようで見ていて私も温かい気持ちになりました。

私は、人生の価値について自分で考えたことはありませんでしたが、この小説を読んで人生の価値や、自分自身の本当にしたいことについて、今一度考えてみようと思えました。そんな機会を与えてくれたこの小説に感謝しつつ、感想文を書かせていただきました。

 

さて、いかがだったでしょうか?時間もないのでもう終わりますが、日本語的に変なところは随時更新するかもしれません!!そんじゃ、また!