どうも皆様。今日は昨日書いたように「いとうせいこうさんと奥泉光さんの文芸漫談」に行ってまいりました!!ともをです。いや~!!マジで楽しかったです!!
漫談って、なんか年齢層高いイメージあってそれゆえ中学生には不釣り合いといいますか、難しそうな感じがして行っていなかったんですよ。でも今日行ってみて逆だって気づきましたね!難しい話を簡単に面白く話してくれるのが漫談なんですよ!!
いや、当たり前だって思うでしょう?それがね、マジで面白いんですよ。私は受けたことないんですけど多分「大学で人気の先生の講義」とかってこんな感じなんだろうな~って思いました!自然と聞き入っちゃうし、自然と学んでいるんです!不思議!!
初っ端からエグい熱量で書いてしまいましたがそれくらい楽しかったということです!
今日はまずそんな漫談の魅力や楽しさを、その次に「虞美人草」を読むときのコツというか楽しみ方について書いていこうと思います!虞美人草については一応ネタバレをしないように書くんですけど、もししてしまっていたらすみません!!
きっと今回は長くなるので早速書きます!それではどうぞ!!
まず、漫談の魅力について!私は人生初の漫談だったんですけど、約2時間があっという間に感じるほど楽しかったです!漫談ってガッツリ授業的な学びが多いのかな~って思っていたんですけど、想像よりもラフに話していてとても聞きやすかったです!
今回の漫談は主に奥泉光さんが説明、いとうせいこうさんが聞き役、補足という感じで話をしていたんですけど流れるような説明で中学生の私でも理解できました!
今回はテーマとなったお話が「虞美人草」だったので、作者の夏目漱石の生い立ちや書かれた時代背景などについても話していました!「漱石が海外で学んできた文学の形を使って書いた虞美人草は、帰ってきたその時代の日本の流行りには合っておらず滑ってしまったり...」といった話が面白かったです!
夏目漱石が「朝日新聞」に入ったことを「今でいうニコニコ動画」という例え方をしていたのが若者的には結構好きでした!(笑)
こんな風に結構誰にでもわかりやすい説明の仕方をしてくださるので、そんなに身がまえなくても全然大丈夫です!
そして何より漫談って距離が近いんですよ!!まあホールの大きさとかにもよるんでしょうけど今回私は結構特等席で見られました!
真ん中列でこんなに近いの凄くないですか!?最前列もうほぼ対面でしたからね!?
と、そんな近い距離間でお話を聞けるのでちゃんとホワイトボードとか見ながら聞けるんですよ!!ありがたい!
今回の「虞美人草」は登場人物が多くて複雑なお話だったので、図解で説明してもらえるのはめっちゃありがたかったです!!そういう「内容や文体が難しくて読むのをあきらめた話」とかの漫談に行ってみるのもいいかもしれませんね!
私は今回の漫談に行くにあたって一応全部読んだお母さんに大体のストーリーは教えてもらったんですけど、漫談に行ってからもう一回読んでみたくなりました!お話のあらすじや内容を知っていなくても勿論楽しめると思いますが、よりそのお話について知りたい!とか理解を深めたい!漫談を楽しみたい!という方は事前に読んでいくか、あらすじだけでも調べていくことをおすすめします!!
と、漫談についてはこんな感じです!なにせ人生初だったもので知らないことだらけで、今回の漫談についての話が全ての漫談に通じるものかはわからないので、あくまで一例として参考程度に思っていただければ幸いです!
続いて「虞美人草」について!!
ド素人の意見ですが、これはちょっと一言では語りきれないと言いますか、複雑なんですけど、複雑な分だけ面白いのでとりあえず読んでほしい!!そんな感じです!
漫談で聞いた文体の話になりますが、そもそもこの小説の書かれ方というのが他とは違って。一般的な小説って一人称視点で書かれる「リアリズム」なわけじゃないですか。
読んだことのある小説を思い出してみて下さい。大体は主人公の目線、あるいは主人公を追っていく形で物語が進んでいくと思うんです。「花子は読書をする。」とか「太郎はこう言った」とかそういう書かれ方をしますよね。
リアリズムの物語は作者が出てこないんです。途中で「太郎君はこう言う。」とか「私がお聞かせいたしましょう!!」みたいに登場人物以外の人って出てこないんですよ。
でも、虞美人草は作者の夏目漱石が虞美人草を書いている時の気持ちとか登場人物を漱石がどう思っているかとか全然書いてくるんです!
「これより先は筆が進まないから明るい話題を書こう」とか「これではあまりに登場人物が可哀想である」とか。凄い私情を持ち込んでくるんです!!
なので、「夏目漱石が書いている時に思ったことが途中で挟まれたりするんだな」と頭の片隅に置いておくことで多少、読みやすくなるかもしれません!!私情を挟んで急に場面が変わったりするうえ、文体がそもそも漢文チックといいますか難しめなんですよ。なのでそういう部分を理解したうえで読み進めていくと読みやすくなりそうだなと、漫談を聞いたうえで私は思いました!
登場人物が多すぎて頭がぐちゃぐちゃになりそうなときは、一旦関係図を紙とかに書いても全然OKだと思いますし、少なくとも私はそうしないと読み切れる自信が無いです!!
スッと書かずに延々と例えばっかり書いている文章とかもあるので一つ一つの例えを丁寧に読む必要はあまりないかもです!人物像とある程度関係性だけわかればあとは大体わかるはず!!
長くて難しそうな文章って私も全然抵抗しかないんですけど、一回読んでみてほしいです!青空文庫で読めるので興味のある方は是非!!
最初に虞美人草の文体の話を書いてしまったので内容について書くタイミングを完全に見失いましたね。
内容は、主に男女の恋愛と人間関係、その時代の許嫁についてみたいな感じです!
あらすじ紹介ですら難しくて出来る気がしないんですけど、途中から怒涛の展開でむしろ笑ってしまいましたね(笑)「(;゚Д゚)エ゛ェ!?キミソウナルノォ!?」みたいな驚きがありました、読んだ人にしか伝わらない。
このまま魅力について語っていたら本当に長くなりすぎてしまうのでこの辺で終わりにしておきます!
これだけの長さの文章を最後まで読んでくださった方、ありがとうございます!!最後に自慢したいのでいとうせいこうさんから頂いたサインの写真でも載せます!!
そしてここまでブログを読んでくださった方、ありがとうございました!!もしかしたら過去最長かもしれません!1周年を目前にして記録更新してたら凄いですね。
明日は普通に日記です!そんじゃまた!!