ともをの日記

頑張ります‼

口癖は変わらない。

口癖は変わらない。

「あ~、嫌だ!めんどくさい!」

この言葉はいつのまにか私の口癖になってしまっていた気がする。この言葉を発するにあたり、それが本当に嫌でめんどうなのかはさほど重要ではない。

私はきっと「嫌でめんどくさいことをしている自分」をつくって、それでもやっている自分を無意識のうちに褒めようとしているのだと思う。自分を褒めるきっかけを自分で作っているのである。

ただ言葉とは恐ろしいもので、言っていると本当に嫌でめんどくさいように感じてしまう。それが本当にそうなのかに関わらずそう感じてしまうので、いつしか言葉が作り上げた「嘘の嫌なこと」と「本当に嫌なこと」の区別がつかなくなってきてしまった。

私は昔、と言っても小学生の頃は勉強があまり苦ではなかった。先生が優しかったとか時間に余裕があったとか今よりひねくれていなかったとか理由は色々あるだろうが一番はやはりこの口癖がなかったからだろう。その頃はやりたくないとかやりたいとかそういう観点で物事を見てこなかった。

やったら褒めてもらえる、それが嬉しかったからやっていた。ただ、この口癖を言うようになってから私の中で勝手に「勉強=めんどくさい」という式が出来上がってしまったのだと思う。本当にめんどくさいことがあったとき、ふと言葉にしてしまったのがダメだった。そこから段々派生していって最後はこの口癖になってしまったのである。

全てを口癖のせいにする気はないがキッカケの一つだったなとは強く思う。ただの”言葉”でしかないが口に出しているうちに現実になるのだ。言葉の力の凄さを理解するのが私は遅すぎたが、時間はもう戻らない。後悔する時間など今は無駄でしかない。

ただ、そんな思い込みだけで印象を変えられるなら「楽しい!」と言えばいいじゃないかと思うだろう。これは一度やってみた人はわかるだろうが一度ついてしまったマイナスな印象はなかなか変わらない。炎上した芸能人は受け入れてもらいにくくなるのと同じで急に「楽しい」と思い込むのは無理である。

そしていざ実際にやってみると、普通にただむなしいだけなのだ。だから私はこの口癖をやめることから始めたいと思っている。

ただきっと、明日にはこの口癖をやめることすら「嫌でめんどくさいもの」になっているだろう。そんな未来が見える。

どうしようもなくなった私はきっと明日も一人で叫ぶ。

「あ~、嫌だ!めんどくさい!」

口癖は変わらない。