ともをの日記

頑張ります‼

「君たちはどう生きるか」の感想文!!

どうも皆様。今日は体育祭の振替休日でした!ともをです。朝から電車で映画館へ行って「君たちはどう生きるか」を観ました!!朝の電車めっちゃ空いてましたね。平日万歳!定期的にこういう日があったらなと思いつつ振替休日ってそうそう無いよなと思いました。悲しき事実!!

さて、そんな今日は観てきた「君たちはどう生きるか」の感想を観たその日に忘れないうちに書いていこうと思います!まあ忘れられないとは思うんですけどね。記憶は新しい方がいいということで早速書いていこうと思います!!

※感想文なのでこの先ネタバレを含みます!ネタバレが大丈夫な方のみ、お読みください!

~感想は全て個人の考え、予想ですので公式の意図とは一切関係ありません。それをご理解の上お読みください!!~

 

 

 

ネタバレOKね?ありがとう。

まず、あらすじはお母さんを火事で亡くした主人公真人は、父親と一緒に新たな母となる夏子のいる東京へ向かう。新しいお母さんという関係性に複雑な感情を抱きつつ転校先の学校でも孤立してしまう。そんな中東京の屋敷にいる不思議な青サギと出会い、別世界へ連れていかれるという流れです。

物語は全体的にファンタジーな感じで、最初の方はファンタジーと現実の境目が曖昧なんですけど、青サギに連れていかれた別世界は現実と同じ部分もあり違うところもありって感じで楽しそうでした。これは私の何となくの予想なのですがあの世界観は今までのジブリ作品の総まとめ的な感じなのでは?と考えました。大きなブヨブヨした魚とかこだまやまっくろくろすけみたいな集団の小さい生き物ワラワラとか、千と千尋の神隠しのリンさんみたいな男勝りなカッコいい女性とか幻想的な風景も何もかも既視感がある感じがして凄く懐かしいような感じがして好きでした。

物語に関することを書くと、よく観た人が「難しかった」って言ってたんですけど正直めちゃめちゃわかります。「何を伝えようとしているのか」みたいなことを考えると他のジブリ作品と違って芯が定まってないというかフワフワしてたんですよ、全体的に。でも、私が受けっとったことを大きく二つ書くと「新しい家族という関係性を受け入れれるためにはキッカケが必要な人もいる」ということと「世界は簡単に崩れてしまうけど、それを崩すのもまた積みなおしていくのもそれができるのは自分しかいない」というのことです。

少し難しくなってしまいましたが、まず一つ目の家族の関係性について書くと真人は夏子さんのことをずっと「父さんが好きな人」と人に説明していたんです。誰に聞かれても「母親」とは説明しなかった。母親だと認めたくなかったんです。でも別世界で夏子さんに近づいて真人が危険な状況になったとき、夏子さんは必死で「近づくな、離れろ」と真人に伝えました。血の繋がっていない真人のことを自分の身を危険にさらしてでも守ろうとした夏子さんを真人は「夏子母さん」と呼ぶようになります。自分に対する愛の深さを知ったとき「母親」だと受け入れることができたのです。

上手く説明できたかわからないんですけど血の繋がっていない家族の関係が深まっていく様子をファンタジー要素を入れつつ表しているのではないかと考えました。

そして二つ目、世界を作るのは自分ということについてです。別世界では世界を組み立てる様子を「積み木」で表していました。正確には世界を作っている神様が世界中を旅して集めてきた「純粋な石」たちで、そこに悪意や邪悪なものは一切ありません。積んだ積み木が崩れると世界も崩れてしまいます。別世界の積み木は崩れ、世界も崩れなくなってしまいましたが現実世界は無事でした。積み木は純真な人が積み上げなければ平和な世界は作れません。

私は本当に純真無垢な人間なんて現実にいないと思っていて、だからこそこの世に平和が訪れることはないということを表しているのではないかと思いました。この世の人間が積み木を積み上げていく限りはこの世に争いは絶えません。でも崩れても何度でも積みなおしてきた先に今があります。「簡単に戦争が起きてしまう、起こせてしまう世の中だからこそ世界を崩さないように積んでいくのは自分たちだし、崩してしまったものを直していくのも自分たちだ」ということを伝えたかったのではないかと考えました。

本当に伝えたかった事を理解できている気はしていませんが、個人的にはとても面白かったです!賛否両論あるようですが、好みが分かれる感じはなんとなくわかります。千と千尋の神隠しとかラピュタとか目的や物語がわかりやすいハッキリしたファンタジーを求めている方はつまらないと感じてしまうかもしれませんが、個人的には小説を読むときと同じ楽しみ方をするのが良いと思いました。今何が起きているのかを全部理解しようとするのではなくて人の心理描写とかに注目して観て、後々「ここはこういうことだったのでは…?」とか考えるのも含めて楽しむものだと私は感じました!

拙い文章でしたが伝えたい事が伝わっていたら嬉しいです!最後にもう一度書きますがここまでの感想は全て個人の考え、予想ですので公式の意図とは一切関係ありません!!あくまで一個人の感想ですのでそれをご理解の上読んで頂けていたら幸いです。

長くなってしまいましたが時間もないのでこの辺で、そんじゃまた!!